ふりふり子連れ転職memo~ワーママのキャリアと子育て~

ワーママは転職に不利と言われますが2013年12月生まれの男の子を育てながらすでに転職3回。同時に国家資格キャリアコンサルタントやウェブマーケティング検定など資格も取得し、現在はwebメディアの編集者・ライターとして活動中。働くお母さんの気持ちが少しでもラクなるような読み物を作れたらいいなと思っています。よろしくお願いします。

「時短=給料が下がる」に対するストレスマネジメント(3)

(前回)の記事では、

時短勤務であるための減給と

役割等級制度とが

両立していないのでは?

という制度そのものに対するストレスと、

 

その事にたいする上長の対応、

在宅などフォロー体制の無さ、

に対するストレスと、

 

いくつかの要因があって、

多大なストレスを感じているということを書きました。

 

 

ストレスの要因を言葉にする。

 

ストレスの要因。ここでは

ストレッサーと呼ぶことにしますが、

 

これを乗り越えて、心地よい生活を取り戻すためには

ストレッサーをできるだけ言葉にして

具体的に認識することが大事。

 

そこで、私が行ったのは、

キャリアカウンセリングで用いられる

「職務ストレッサー」6つのタイプに

自分の感じるストレスを当てはめて整理してみること。

 

「職務ストレッサー」には、

6つのタイプがあると言われています。

 

①職務に内在する要因(仕事の量と質)

 

②組織内の役割

 

③職場での人間関係

 

④キャリア発達

 

⑤組織構造、組織風土

 

⑥仕事外要因

 

この6つのフレームに、

自分のケースを当てはめてみると・・・

 

 ①職務に内在する要因(仕事の量と質)

 

ハイ、大きく当てはまります。

これは、仕事そのものにかかるストレッサーですが、

入社時の「プロモーション担当」から

退職した方の業務を引き継ぐ形で、

「集計・モニタリング」

SEO

が増えていたり、

他にも今期から担当となった業務もあり、

退職した分の増員が無く、業務は増えている、という印象。

 

また、ウェブマーケティングという仕事柄、

わんさか新しい技術が出て来て、

ついていくの、タイヘンだなー

というのも、無くはないかな。

 

②組織内の役割

 

「役割曖昧性」とも呼ばれ、

おそらく日本企業では多い課題かと。

 

具体的には、

・仕事で裁量がない

・上司により求められる仕事が異なる

・仕事も目的が分からない

・価値観と合わない仕事をしている

などなど、、

 

私の場合は、

グループ会社横断での会議や報告、

そのための資料作成等、

「ミッション」とされていない業務への対応、

またその内容について価値観と全く合わない、

という点が、

非常に大きなストレッサーである模様。

 

③職場での人間関係

 

これは、あんまり無いかな。

 

みんな良い人たち。

 

ただ、実業務で誰かに相談するってことも

ほとんど無い。

 

本当は、したいんだよねーーー。

 

仕事がまわってるし、

目標も達成してる。

 

自分でどんどん新しい知見を身に付けて

自分で改善策を考えて、実行して。

 

ウェブマーケティングって、それが仕事だから

納得はしてるけど、

もっと現状共有したり、

一緒に改善作を検討したり、

できたらいいな、とは常々思っていて。

 

まあ、つまり、

「相談すること」を「諦めて」

こうなってる、

なんとか、まわしてるわけで・・・。

 

そういう意味では、よい人間関係と言えるのかは疑問だけど。

 

いまのところ、それはそれでいいやと思ってるので

ストレッサーとしてはカウントしません〜。

 

④キャリア発達

 

これね!

 

大きい。

 

①や②とも関連してくるけど、

今のこの仕事を

将来のキャリアにどう発展させられるか、

常に疑問だったりしてる。

 

とはいえ、

世の中的には重宝されそうなエリアだし、

嫌いじゃないので、

もっとスキルを磨きたいとは思うものの、

 

「どこに向かうために?」

っていうのは、拭えない疑問。

 

ウェブマーケティングとは言っても

いろんなエリアがあるから、

もうちょっと自分でも整理して、

どのエリアで伸びたいのか、

そのためにどういうスキルを拡張すべきか、

戦略を練る必要はあるなあ。

 

時短でお給料サガ〜ル

 

とは、直接的には関係ないけれど、

そういうストレスを抱えているときに、

実業務がキャリア開発に繋がってるって

自信を持って言えないと、

ストレスを増幅させる要因にはなり得るかも。

 

⑤組織構造、組織風土 

今回の件で、大きな発見だったのは、

現職企業の組織文化が、相容れないということ。

 

具体的には、

評価制度の公正さに疑問を持った

ということでしょうか。

 

明らかに、時短に不利な人事管理制度だけど、

そこはあまり重視してないよね。

ってことが、分かったから。

 

その他には、

「情報共有や意思決定の体制」なども

含まれますが、

これは、そもそも入社時からずっと感じているしなあ。。

 

⑥仕事外要因

 

これは、あんまり無いんですが、

 

家庭における心配事が

常に頭から離れなかったりする場合は、

これがストレッサーとなることも。

 

 

というわけで、6つのうち4つ以上が

ストレッサーとなっていることが

明確に把握できました〜。

 

 

改めて、ストレッサーを評価する。

いろいろ言葉にすると、

わんさか出て来るものだなあ。

 

まだ、言い足りないこと、あるし。(笑)

 

でも、

とはいえ、

じゃあ、すぐに転職なんてしてたら

すっごくタイヘンじゃないですか。

 

なので、

これをどう捉えるか。

改めて「評価」することが大事だと思うんです。

 

私の場合は、

「職場の人間関係」は、さほど大きなストレッサーではない、

と評価しました。

 

そこを突破口に、いまは

職場の同僚をこう捉えることで、

職場への批判的な気持ちを和らげています。

 

「ともに戦い、ともに稼ぐ、同志。」

 

大きなストレッサーである(苦笑)上長についても

こう捉えることで、かなりストレスを軽減できました。

 

 

彼なりに頑張ってるんだし、

この前は、私の発言の仕方もまずかったのかも。

今度この件を話すときは、

自分の味方になって欲しいということを

もっと分かりやすく伝えてみて、

実務レベルで折り合いをつけられないか、

探ってみよう。

 

とか、思えて来たりしてて。

 

いずれは、

社長にも相談してみよう。

(上長の上長は社長なんで。)

 

とか、思う日も出て来て。

 

何か、物事を違う角度から捉えられる

きっかけを掴むことで、

ストレッサーもまた、変化するものなんだな、と。

 

 

キャリアコンサルタントとしても知見を活かし、

 

せっかく与えられた職場と仕事なので

大事にはしつつ、

次のステップも着実に考えて行きたいなあ、と

 

良い塩梅にストレスマネジメントできてる・・・

 

と思いたい!(笑)

 

 

(余談)

 

とはいえ、転職活動はゆるく始めてまして(笑)

 

Warisコンサルタントの方にも

この件、相談してみたんです。

 

回答は、

日本社会では、まだまだよくある問題みたいで、

時短という理由だけでお給料が減額されるケース、

役割等級制だけれど、時短の方は自ら等級を下げるケース、

様々、とのこと。

 

一般的だから我慢しなきゃ

ってことではないけれど、

 

世の中的に、一般的にどうかを知る事も、

ストレスマネジメントの一つだと思いました。

 

それを知って、

それをどう評価するかは、人それぞれ。

 

そんな社会であるなら、

もう雇用されるのはゴメンだ!

って、起業される女性もたくさんいらっしゃって

すごく素敵なことだと思うし、

 

実業務で折り合いをつけて行く方、

フルで働く道を選ぶ方、

 

どの選択も、

何かしらのストレスは抱えながらの決断で、

 

でも、社会全体における自分の立場や

時代の流れがどう向かってるか、

 

所属する環境から少しズームアウトして

ストレッサーを再評価することで、

少し冷静になれるものなのかな、と思います。